タバコの成分は


煙草には約4000の物質が含まれており、
その中の200種類程度は体に対して有害であるといわれております。



その200種類以上もの有害成分のうち、3つの代表的な有害成分が、
「ニコチン」と「タール」と「一酸化炭素」です。


これらの3大有害成分は、なぜ有害で、体にどのような影響をもたらすのでしょうか。



体への影響は?

1本のタバコに含まれている発がん物質やタールは極微量ですが、
1日に20本、30 本と吸い続けていると,
「塵も積もれば山となる」の諺どおり、長い間に肺は真黒一。


そして肺がんによる死亡率は、l日15本から24本吸っている人で、
タバコを吸わない人の約5倍、1日50本以上のヘビースモーカーでは約9倍
という恐ろしい結果になります。




しかし、タバコをやめた人では約2倍にとどまっています。

また、タバコを吸いはじめる年齢が早いほど、
肺がん死亡の危険性が高くなっています。


その死亡率も未成年の時にタバコを吸いはじめると、
吸わない人の5.5 倍と危険性が大きくなっています。




肺がんの原因は?


タバコの煙に含まれているタールの量は、
1日に20本吸うと、l年で110グラムから150グラムコップに軽く一杯相当になり、
30年間タバコを吸うと、コップにほぼ30杯ものタールを吸い込むことになります。


もちろん、肺がんの原因は喫煙だけではありません。


大気汚染、職場で吸う有害な粉塵やガスの影響,
胸部疾患の既往症のあるなしや、
遺伝なども肺がんの発生に関係しているといわれています。



しかし、それらの諸因子と比べて、喫煙の影響が抜群に大きいことが明らかにされています。



日常生活の中の、食事の内容と肺がん死亡率の関係を調べてみても、
やはり喫煙の影響がずば抜けて大きくなっています。


がんによる死亡の中で、肺がんは、胃がんに次いで2番目に多く、
しかも、胃がんの死亡率が減少してきているのに対して、
肺がんの死亡率は急激に増えてきています。





タバコの主な成分は?
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