もし、タバコを飲み込んでしまったら!!
〜毒性(ニコチン量)〜
成人致死量 40〜60mg
小児致死量 10〜20mg(タバコ1本)
嘔吐発現量 2〜5mg
〜症状〜
症状発現時間
(1)タバコを誤食した場合、30分〜4時間以内。
通常は嘔吐することから重篤な症状に発展することはまれである。
(吐いてしまうので重大な症状になるのは
マレと言うことです)
(2)タバコの浸出液またはニコチンそのものを摂取した場合
は15分以内。高濃度の場合は、5分以内に死亡。
(よく、ジュースの缶などに吸殻を入れますね?
うっかり子供が飲み込んだら大変な事になります!)
主な症状:
吐き気、嘔吐、下痢、めまい、頻脈、顔面蒼白。
中枢神経系;
上記症状につづき、30分以内に痙攣、昏睡が起こる。
発汗、流涎、脱力、筋麻痺
呼吸器系;
初期には過呼吸、後に呼吸停止。
循環器系;
血圧上昇、心拍数の増加、不整脈
〜処置〜
家庭での処置
吐かせてください(ただし、乳幼児の場合は無理をしない)
医療機関での処置
対症療法(呼吸管理・循環管理)
拮抗剤;ニコチンに対する拮抗剤はないが、
副交感神経刺激作用(気道分泌物の増加、流涎、下痢)
に対しては硫酸アトロピンが有効
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