禁煙ワクチンとは?

みなさんは禁煙ワクチンと言うものを聞いたことはありますか?

あまり聞きなれないと思います。
このワクチンを簡単に説明しますと、体の中にニコチンに対する
抗体を作り、タバコを吸っている感じがあまりしなくなる
というものです。


このワクチンは現在、臨床試験がされています。


このワクチンを受けるとどんなことがあるのでしょう?

ワクチン受けたら、人の体は免疫反応を起こして、「抗体」という蛋白質を作ります。


この抗体というものは、興味のあるものとはすぐにくっつき
興味の無いものとはくっつこうとはしません



ニコチンワクチン(ニコチン誘導体に蛋白質を結合させた化学物質)を受けたら、
人体はニコチン大好きな蛋白質をいっぱい作り出します。

そして 体の中にニコチンが入ってきたら、 一瞬のうちにくっついてしまいます




  タバコを吸ってフーっといい気分になるのは、
実はニコチンが脳を刺激して、フーっと感じてるのです。


ワクチンをうつと、ニコチン大好き抗体はニコチンとくっついて、
くっつかれたニコチンは、体が大きくなりすぎて、
脳へ行く関門で通過できなくなります。

従って、脳を刺激できるニコチンが減ってしまって、
タバコを吸った感じがしなくなるのです



ちなみに、ふーっと一服して、5〜15秒後には、
タバコのニコチンは脳に達すると報告されています。


抗体はそのちょっとの間にニコチンにくっついて脳に行くのを食い止めるのです。




何の目的でワクチン受けるか?


それは大きく分けて2つ、「喫煙予防」と「禁煙対策」です。


喫煙予防


タバコを吸っても何も感じないという事から
例えば中高生の喫煙予防にも期待できます

禁煙対策

3〜4ヶ月禁煙したのに、「ほんの1本」のタバコから
喫煙を再開される方は、実は非常に多いのです。



その「魔の一服」を無効にしよう、というのがニコチンワクチンです。

このワクチンを受けていると、仮にタバコを吸っても、
脳に行くニコチンをブロックし、たばこによる快感が得られません。




以前味わったような気分には到底到達できないと動物実験の結果では考えられます。



だからといって、もう1〜2本深く吸っても一向に気分は変らず、
まるで違う体質になったかのように感じるはずです。



もともと禁煙を決意された方の出来心で吸われた一本に、
その効果が無ければ、魔の一本による喫煙再開の可能性は低く、
長期間の禁煙成功率が格段にアップすることが期待されます。






禁煙ワクチン
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