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タバコと病気
タバコ病と呼ばれる如く、タバコは身体のあちこちに害を及ぼすのですが
タバコとの関係が密接な代表的な病気には次の様な病気があります。
1.肺ガン 2.口腔ガン・喉頭ガンを始めとする色々なガン
3.虚血性心疾患 4.胃潰瘍 5.クモ膜下出欠
肺ガンの重要犯人
ガンと肺ガン物質との因果関係を確かめる為に、
医学では、疫学的研究所、病理学的研究動物実験を行いますが、
どの研究でもタバコと肺ガンとの関係は証明されています。
具体的な事実について少しお話しましょう。
1.タバコを吸えば、肺ガンになり易い。
タバコを僅か、平均5本吸っていましても、
吸わない人に比べ、肺ガンになる危険率は2倍になり、
40本吸っているとすると7〜8倍にもなります。
2.タバコを吸っていると、肺ガンで死亡する率が高
い。
タバコを1日40本以上吸っていますと、タバコを吸わない人に比べ、
肺ガンの死亡率は20倍にもなります
。
3.未成年からタバコを吸っていると肺ガンになり易い。
タバコを何本吸っているかが、問題になるのみでなく、
タバコを何年吸っているかも大問題で、未成年からタバコを吸っていますと、
肺ガンになる危険率は6倍にもなります。
4.禁煙で肺ガンが減ります。
5年間禁煙しますと肺ガンになる危険率は、
タバコを吸わない人の危険率とほぼ同様になります。
肺ガンにタバコが関係していることは、まぎれもない事実です。
肺ガン対策のベストは禁煙。
どうしても、我慢のできない人でも、1日10本以下にしましょう。
更に、大切なことは、子供にタバコは害だから吸わない様に教えて、
新しい喫煙者を増やさないことです。
特に、未成年の喫煙は何としても止めさせましょう。
肺ガンだけでなく、色々なガンの原因になります。
統計的な研究で、タバコを吸わない人に比べ
煙草を吸う人が明らかにガンになり易い結果が出ているベスト5は、
1.肺ガン 2.喉頭ガン 3.口腔ガン 4.食道ガン 5.肝臓ガンです
。
又、男性のガンで、もしタバコを吸わなかったならば、
100人のガンになった人のうち31人はガンに
ならなかったであろうと言う研究もあります。
食道癌(食道ガン)の原因
食道がんが多いのは極東、イラン、アフリカ、フィンランドで、
これらの地域ではキンマの実を噛んだり地方産の巻き煙草をふかす習慣があったり、
摂食においてある種のビタミンやミネラルが不足していたりします。
食道がんの発生は、長期間の喫煙、過度の飲酒と関連があります。
摂取された化学物質のニコチンとエタノールが相乗的に作用するらしく、
喫煙と飲酒両方の習慣のある人は 食道がんにかかりやすくなってます。
また、硝酸塩・亜硝酸塩を含む食品(塩漬けハムやベーコン等)を頻繁に食べることは、
これらの化学物質が体内で発がん物質であるニトロソアミンに変わり、
このがんの危険因子になります。
食道がんになりやすい因子(リスクファクター)として以下の様なものがあげられます。
長期間の喫煙、飲酒の片方、または両方の習慣のある人。
男性(発生率は女性の3倍)
60歳以上の人
バレット食道(食道の炎症・潰瘍・食道への胃酸逆流と関連した潰瘍)、
アカラシア(食道下端の筋肉慢性痙攣)に原因のある
慢性食道狭窄などの何らかの前がん状態のある人。
食道癌(食道ガン)の症状
食道がんの最も頻出な症状は、
嚥下時疼痛、嚥下困難、体重減少です。
食道がんや他の状況によって、以下の症状や他の症状などがみられる事があります。
以下の症状が1つでもみられた際には医師の診察を勧めます。
嚥下時疼痛または嚥下困難。
体重減少。
胸骨背部の疼痛。
声のかすれと咳。
消化不良と胸焼け
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