一酸化炭素


タバコが燃えると一酸化炭素が発生します。
タバコの煙に含まれる一酸化炭素は 4〜6万ppmの濃度で
これは車の排気ガス中の6〜8万ppmに匹敵する濃度です。


喫煙により一酸化炭素が取りこまれると、
一酸化炭素は強力にヘモグロビンと結合します



へモグロビンは身体の隅々に酸素を運ぶ役割を持っていますが
一酸化炭素のヘモグロビンとの結合力は酸素に比べ240倍も強力で
そのため全身への酸素の運搬が阻害され、全身的な酸素欠乏を引き起こします。


一酸化炭素ヘモグロビンの半減期は約3-4時間ですから、
喫煙者は常時酸欠状態にいることになります。

一酸化炭素の害

血中のヘモグロビンは本来、
酸素と結合して酸素を全身に運んでいるが、
一酸化炭素が有ると、先に、より仲の良い一酸化炭素と結合してしまう。



この為酸素が結合できず酸欠の血液になってしまう、
そしてこの結び付きは非常に強固なので、
その後72時間位は影響がでる。

つまりその間ずーと酸欠な訳です。


こんな状態で運動しても、筋肉増強や、
脂肪燃焼などの効果が出にくい事は言うまでもありません。


また、一酸化炭素は、物が燃焼する事によつて発生する為、
タバコの喫煙量に依存するので
軽いタバコにしても効果は有りません。


軽いタバコにした為に、依然と同じ量のニコチンを採るために本数が増えれば逆効果です。


一酸化炭素の体への害は・・・?


一酸化炭素には動脈硬化を促進させる作用があるといわれています。

症状としてもっとも現れ易いのが「呼吸器系」の症状で、喫煙により

慢性気管支炎
肺気腫などの慢性閉塞性肺疾患の危険が増大し、

肺機能検査により
閉塞性障害の頻度が高い事が観察されています。


そしてもう一つ、
循環器系の疾患も喫煙により起こり易い疾患と言えるのではないでしょうか。


喫煙することにより

虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症)
大動脈瘤
末梢血管閉塞症(閉塞性動脈硬化、バージャー病)
脳血栓
クモ膜下出血など


全身の動脈硬化により閉塞や血塊が起こります。

虚血性心疾患は喫煙だけでなく、
高血圧や高脂血症が加わると危険因子は相乗的に高まります。






一酸化炭素
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